インターネットサービスの多様化part1

icon on wooden ball of website and internet contact us page concept on computer laptop keyboard and social media diagram現在コロナの影響で経済活動に大きな制限がかかっています。そんななかZホールディングスをはじめとするITを活用した企業の業績が良いようですね。

これは人々が外出を制限されているなかで、巣ごもりと呼ばれる形で自宅にいる時間が多くなり、スマホ等でモノが買えたり、サービスの提供を受けることができる仕組みを構築している企業のサービスが活用されているようです。

今後はIT関連サービスがさらに発展していくことが予想されますが、一口にITサービスといっても多岐にわたるため、どんなサービスがあるのかこれまでの歴史も含めて振り返りつつ、整理したいと思います。

インターネット業界

近年、インターネットの発達とともに業界規模を拡大してきた『インターネット付随サービス業』。情報通信業の中でもいわゆるIT業と呼ばれる業種で、主にインターネットを利用する上で必要な情報提供や配信サービス、各種サポートサービスを行う企業などにあたります。業界としての歴史はまだ浅く、1990年代からではありますが、その売上高は2020年1月においては3,102.1億円にのぼり、また従事者数は121,300人に及ぶと見られており、上向き成長していることが分かります。

しかし、この『インターネット付随サービス業』はどんなサービスを指すのでしょうか。インターネットと言えばパソコンから「Yahoo」のようなサイトをみることをイメージされる方もいらっしゃれば、スマホでSiriのような音声認識AIを使って必要な情報を調べることをイメージする方もいるかと思います。このように時代を経てインターネットと一口に言っても様々な手段やツールがあるものなので、一度その中身を整理したいと思います。


 インターネット付随サービス業の分類

0、概要

経産省の業種分類表では業種を29に分け、24番目の「情報通信業」が「通信業」「放送業」「情報サービス業」「インターネット付随サービス業」「映像・音声・文字情報制作業」の5つに細分化されています。
このうち「インターネット付随サービス業」についてさらに以下で区分していきたいと思います。
大きくは以下の3つに分類されます。

 


1、ポータルサイト・検索サービス 

「Yahoo」や「Google」などに代表されるような、ポータルサイトや検索サービスを提供することでユーザを獲得する企業(ただし、ネット広告社など主に広告の提供を目的とする企業は含まない)。


2、アプリケーション・サービス・プロバイダ

「LINE」などアプリケーションソフトウェアをインターネットを通じてサービス提供する企業。音楽提供や映像配信等を行う会社など。


3、インターネット利用サポート業

インターネットを利用する上で必要となってくる様々なサポートサービスを提供する企業をいいます。
例えば、電子認証サービスやセキュリティサービス業などが該当します。

 


 インターネットへのアクセスの多様化


みなさんがこの記事をご覧になっているのはどういった端末でしょうか。スマートフォンやタブレットかもしれません。
最近では腕時計など身につけて持ち歩くことができる「ウェアラブルコンピュータ」を見かけることも珍しくありません。また、よく耳にする「IoT」。これは "Internet of Things" モノのインターネットと訳されていますが、家電や自動運転車など様々なモノがインターネットに接続され経由し、センサーと通信機能を介して互いに情報をやりとりするという仕組みです。
このように、パソコンや電話に限らず、私たちの生活全体にインターネットのフィールドが広がっているように見えます。



業界としての特徴と動向


歴史が浅い分、新しい企業やサービスの生まれるスピードが早く、成長性の高い業界です。
同じようにインターネット技術の進歩も著しいため、最新技術に関わる情報や技術をいち早く習得し、ビジネスに活用することが求められます。このことは、サービスの提供において、大規模な設備投資の需要が低いため、新規参入のチャンスが多くあり、類似サービスが生じやすいこの業界で激しい競争に勝ち抜くために、とても重要になってきます。

世代別のインターネット利用状況をみてみると、中学生から59歳までの利用率は90%を超えており、39歳まででは、ほぼ100%の人が利用しています。全世代でみても60%以上がスマートフォ ンを保有していることからもインターネットが身近なものとして定着していることは明らかです。
これほどの人が利用するインターネットを介してサービスを提供する企業としては、情報セキュリティリスクを伴うことから、情報漏えい等を防ぐために万全のセキュリティ対策を行うことが重要な課題になります。

また、業界へ参入し新規に株式上場をさせるのが多いのも特徴のひとつです。ここ数年でもスマホ向けゲームアプリサービス、法人向けインターネット広告関連サービスなど、インターネットに付随するさまざまな業種が新興市場へ上場しました。

さらに最近ではコロナの影響もあり、感染リスクの高い人と人とが直接触れ合う機会に代わり、インターネットサービスを活用することによって、解消する動きも進んできています。

例えば会議や打ち合わせがこれまで対面が主流だったものが、リモートでの会議に急速にシフトしていっています。

外食についてもレストランに行く代わりに、インターネット経由での宅配サービスの需要が急激に増えてきています。


これらの流れは当面続くと思われ、『インターネット付随サービス業』の成長は今後も進むことが期待される業界だといっていいでしょう。